1958-04-24 第28回国会 参議院 内閣委員会 第34号
○八木幸吉君 その防衛長官の御答弁はあとから伺つてもけつこうですが、滞在主権のある沖縄に対してもし攻撃があった場合は、これは日本の自衛とどういう関係にお考えになりますか。
○八木幸吉君 その防衛長官の御答弁はあとから伺つてもけつこうですが、滞在主権のある沖縄に対してもし攻撃があった場合は、これは日本の自衛とどういう関係にお考えになりますか。
○岸国務大臣 沖縄におけるわれわれの持っている滞在主権というものは、それはお話の通り土地だけの問題じゃないと思います。しかし沖縄について一切の施政権をアメリカが持っておる現状におきましては、防衛の意味においては米軍によって土地及び沖縄住民の安全というものは保障さるべきものであり、これは当然日本としてアメリカにそれを要求し、アメリカをしてそうせしめることは、日本政府としてはすべきことである。
米国においても滞在主権を認めております。従って沖繩住民が日本人であるということは、もしくは日本の国籍を持っておるということは今日までの取扱いでそう相なっております。これに対して政府としてあらゆる保護の手を差し伸べるということは、これまた当然のことであります。さような意味合いをもって今日までこの問題に対処しておるのであります。